西湘動物病院(神奈川県中郡二宮町の動物病院)

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【新型コロナ】スタッフのマスク着用について方針を変更します

2020.4.3 -[お知らせ]

4/3から西湘動物病院ではスタッフの診療業務中のマスク着用を義務付けることに決めました。

華麗なる方針変更のつもりですが、マスク文化が当たり前に(ちょっと間違った認識とともに)根付いた日本において、ひょっとしたら「今さら!?」という非難もあるかもしれません。
以前もお伝えしましたが、
これまで西湘動物病院では、どんなに新型コロナウイルスの流行状況が悪化しようとも、咳やくしゃみなどの症状のないスタッフのマスク着用は極力避けるよう指示してきました。

これには私なりに明確な根拠があって、
1.不織布マスク着用による新型コロナウイルスの予防効果はほとんど期待できないとされている
(サイズ的にウイルス粒子はたとえ不織布マスクであってもその網目を通過する&マスク装着時の吸気の大部分はマスクを介してではなく横や下などの密着していない隙間から入り込む)
ことに加え、何より重視していたのは、
2.WHOによるマスクの適正使用勧告
(マスク供給が不足がちな現状において、不必要なマスク着用は、本当にマスク着用が必要な人の手元にマスクが届かないことを助長する。本当に必要な状況下にある人間以外はマスクを過度に着用すべきではない)
に従ったうえでの判断でした。

なので、マスク着用が正当化される状況としては、
A.スタッフに咳やくしゃみなどの症状があって飛沫をまき散らす可能性がある場合(いわゆる咳エチケットとして)
B.来院した飼い主様に咳やくしゃみなどの症状があってスタッフが近距離で飛沫をかぶる可能性がある場合(少なくとも飛沫の直接吸引を防ぐため)
などを想定していました。

しかし、このところの新型コロナウイルスの感染拡大状況、特に各所での院内感染事例から考えるに、
無症状感染者あるいは軽症感染者によるウイルスの排出が感染拡大に寄与していることは間違いないだろうと思え始めました。
だとすれば、スタッフに咳やくしゃみなどの症状が無くても、発熱など明確な感染サインが無くても(そもそも発熱があれば出勤させないのですが)、新型コロナウイルスを絶賛排出中である可能性、つまり知らず知らずのうちに飼い主様に感染を拡げてしまう可能性はもはや軽視できない。
「咳エチケット」としてのマスク着用を、「感染拡大防止エチケット」と広義に解釈して、会話による飛沫散布すらも対策すべきとの考えに至りました。

マスクは「個人の予防」にはさほど役にたたないかもしれませんが、集団で考えたときに「感染爆発の予防」には役立つ(役立っている)だろうという持論です。

そもそも日本人は誤った認識で「自分の感染予防のため」と思い込んでマスクを装着している人が多いようです。
でもそんな人達が実は既に無症状もしくはごく軽症で感染していたとしても、マスクをしているおかげで逆に他人に伝染さずに済んでいる。
「自分のため」と思い込んでいるマスクが実は自然の「感染拡大防止エチケット」として知らず知らずのうちに「他人のため」になっている。
それがここまでなんとかギリギリのところで感染爆発を踏みとどまっている要因になっているとは考えられないでしょうか。
あくまで推測、というよりも妄想ですが、少なくとも無症状感染者が増えているであろう現状で、マスク着用を正当化する理由にはできそうです。

とにかく今の状況下では感染爆発と医療崩壊を回避することが最重要です。

WHOの言うことを盲信してマスクを使用しないでいるのも違う気がしてきました。
確かに医療従事者にマスクが行き渡ることが最優先だとは思いますが、そもそもそのような現場で本当に必要なのはN95のようなマスクやフェイスシールドでしょう。
一般市民が市販のマスクを使用することでもし本当に感染拡大が遅延できるなら、それはあながち間違いではないということに気づきました。
「集団免疫」という言葉がたびたび話題になりますが、それとはちょっと違う視点でも、この新興感染症には「集団」で対策していく必要があるのでしょう。

ちなみに、欧米での感染爆発に比べて、そもそもの震源地であったはずのアジア諸国での感染が比較的抑えられている現実。
もっぱらBCG接種率が話題に上がっていて、それも一理ありそうだと思う一方で、
私はFBで回ってきた、詳細不明の団体(?)による、マスク文化を正当化、マスク装着を推奨するこんな記事に注目していました。

Universal mask-wearing is the most overlooked COVID-19 lifesaver

そして、昨日気づいたらCNNにもマスク擁護の記事が取り上げられていました。
Asia may have been right about coronavirus and face masks, and the rest of the world is coming around

アメリカCDCをはじめ、マスク装着に対する世界の認識はどうやら大きな転換点にありそうです。
今後の状況次第ではWHOの言い分も変わってくるかもしれません。
この記事を見つけたのが西湘動物病院のマスクに対する方針転換の決め手となりました。

はたして日本の政策もこのような流れを勘案しての決定だったのでしょうか。
アベノミクスならぬアベノマスクと揶揄されてはいますが、たった2枚の、それも布マスク、でも無いよりマシと言えるのかもしれません。
そうこうしているうちに異業種も参入したマスク生産が追い付いてくる・・・かな?

 

院長

 

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