BOVA UKと比較してFIP治療薬GS-441524の原価を1/10~1/20まで削減できる試薬の個人輸入
2024.7.17 -[ブログ]
2024年にJAHAの症例発表会で発表してきました。
「GS-441524試薬を用いて治療した猫伝染性腹膜炎の猫50例の概要」
UCデービス Dr. Pedersenのグループのin vitro研究論文に掲載されていた試薬メーカーと直接交渉して個人輸入のルートを開拓したところ、
GS-441524の原価を「桁が変わるレベル」で削減でき、
しかもBOVAのGS-441524もしくはレムデシビルを用いた治療と遜色ない結果が得られたというお話。
国内のモルヌピラビルと同等かそれ以下の金額でGS治療が可能です。
モルヌピラビルの情報も増えてきましたが、国際的なFIP標準治療はまだまだGSが主流です。
当院ではGS-441524の注射薬で治療を開始し、その後に内服薬に切り替えるコンビネーションプロトコールを第一選択としていましたが、
ISFMの推奨プロトコールの変遷に従って、現在では注射薬を用いずに、最初から最後まで内服で治療するケースがほとんどです。
一方で、重症例などに対しては、試薬から注射液を調製して安価に使用することもできるのが強みです。
ご興味ある先生におかれましては、メーカーとの直接交渉を仲介できますので、ご相談ください。
有効成分の濃度や使用期限、保管状態などが不明だったりする、得体の知れない海賊版GSと違って、
FIP治療のパイオニアであるUCデービスのグループの論文にも掲載され、実際に当院で治療効果が確認された「由緒ある」GSです。
このGS試薬の個人輸入を導入される先生が少しずつ増えているとともに、安価で効果の高いFIP治療によって良好な経過をたどる猫ちゃんが増えています。
一部の感想を、許可を得て掲載しておきます。
用法・用量や注射薬の調整法(論文報告された方法に基づく)もお伝えしています。ご安心してお問い合わせください。
GS-441524試薬 個人輸入問い合わせ先
https://seisho-ah.com/news/gs
※獣医師の先生からのみお問い合わせを受け付けています(獣医師免許の提示をお願いしています)