今年もワンちゃんの予防シーズンが目前に迫ってきましたね。

毎年４月になると各自治体からの狂犬病予防接種のお知らせが届くのに加え、

（写真は昨シーズン桜の頃に集合注射に出動した際の写真ですが、院内注射も可能です）

当院では５月上旬から１２月上旬までフィラリアの予防を推奨していることもあり、

４月５月の間は病院がワンちゃんの患者さんで混雑します。どこの病院も似た状況だと思います。

当院ではその混雑を少しでも解消することを目的に、

少し早目のフィラリア予防を可能にする「年一回の注射薬」を導入しています。

（もちろん従来の錠剤タイプ、チュアブルタイプ等も取り揃えております）

特殊な製薬技術により、一回の注射で一年分のフィラリア予防薬を注射部位にいったん貯蔵して、

一年間かけて徐々に予防薬を放出して体内に吸収される、そんな仕組みのフィラリア予防薬です。

（画像はhttps://www.zoetis.jpより引用）

従来の予防薬と比べて、

・月一回自宅で飲ませ忘れる心配がなく

・病院で確実に投与するので飲ませ損ねもない（吐き出す心配もない）

のが本来のメリットと言えると思います。

ですがさらに副次的なメリットとして、いつ注射しても一年間はフィラリアを予防できるため、

従来の飲み薬のように蚊の活動する時期に合わせて春から予防を始める必要が無く、

病院が混雑する時期を回避して早めの予防が可能です。

デメリットとして副作用を心配される方も少なくないようですが、

信頼できる各種情報と院長のこれまでの個人的な使用経験からすると、

私見としては、混合ワクチン接種による副作用リスクと同程度かそれ以下と考えています。

もちろん注意は必要ですが、特別に怖がる必要もないと思っています。

海外では既に10年以上安全に使用されており、国内での投与実績も100万頭以上にのぼると言います。

注射薬の在庫の関係上、頭数限定で接種しています。

ご希望の方は3月中の来院をおすすめします。またはお電話にてお早めにご相談ください。

なお、体重によって注射の接種量と料金が変わってきます。

体重の変動が大きい1歳未満のワンちゃんには接種していませんのでご注意ください。

2018年フィラリア注射薬料金表（税抜き）

※飲み薬の場合と同様、別途フィラリア検査が必要となります

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