9月の臨時休診と最近の西湘動物病院について
2020.8.25 -[お知らせ]
2020年9月は以下の通り臨時休診とさせていただきます。
・9月13日(日) 全日(セミナー参加のため)
ご迷惑おかけしますが何卒ご理解くださいますようお願いいたします。
【最近の西湘動物病院】
※早とちりせずによく読んでください!決して新型コロナが院内で発生したわけではありませんので!(苦笑)
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、院長が体調不良で数日お休みを頂きました。
ご迷惑おかけした皆さまには、大変申し訳ございませんでした。
ちょっと変な頭痛と微熱があったので、こんなご時勢、大事を取ってスタッフと患者様と距離を置くことに決めたのですが、
結論を言うと、何を隠そうコロナではなく帯状疱疹でした。
当初から咳が全く出ず、味覚嗅覚にも異常がなく、リンパも腫れてきて、どうもコロナではなさそうだとは思いつつ、それでも新型コロナは軽症・無症状感染がありうるぐらいの病気なので油断せずにいたのですが、そのうち変な皮膚病変が出始めた時点でようやくピンと来ました。
あわてて病院にかかったら、案の定、帯状疱疹と診断されました。
今はだいぶ落ち着きましたが、まだ三叉神経に沿った変な顔面の痛みが残っています。
虫歯でもないのに歯痛がしたり、風に吹かれて髪の毛が揺れるだけでその頭皮が痛いという状況は本当に嫌になります。
ちなみに皮膚病変は顔面に出て、実はけっこう顔がボロボロになったのですが、もともと最近はマスク生活だったので、ほとんど気づかれずに済んだかもしれません。
このところ重症患者の入院や、夜間の緊急オペ、徹夜の看護が続いたのが一番の原因だと思います。
当院開院以来、はじめて病に倒れました。我ながら正直ちょっとショックです。
若い頃はいくらでも無理がききましたが、自分の体も大事にしないといけません。
さて、今回はセーフだったものの、
さすがにスタッフの新型コロナ感染が確定したら病院を閉める覚悟をしています。
そのほか様々なケースを想定して病院なりの決まりごとは作ってあったのですが、今回のように、軽い風邪症状があるとか「コロナ疑い」のスタッフが出た場合の取り扱いが正直困ると感じています。
疑わしいスタッフは出勤停止にして、その他のスタッフで病院を回す、という方針が妥当だとは考えていたのですが、私がその状況に該当した場合については正直想定していませんでした。
院長抜きでどうやって病院を回すかという視点です。
病院始まって以来のそんなピンチでしたが、非常勤の大宮先生、清田先生をはじめ、残されたスタッフたちが見事に乗り切ってくれました。
のちにコロナではなかったと発覚するわけですが、当初から、重症で動けないとかならともかく、微熱と頭痛程度の症状なので、やろうと思えば仕事はできる。でも、念のため人との接触を避けながら仕事しないといけない状況。
そんな中、日中はスタッフに任せつつ、夜と早朝のスタッフがいない時間にこっそり病院に行って入院患者の状態を確認し、朝スタッフが出勤する前に現場を消毒して帰宅するという変な体験をした日々でした。
しかし、日中スタッフに任せるとは言いつつ、
・病院のスタッフと電話で相談したりはもちろん
・クラウドの予約システムを用いているので、自宅にいながら外来の進行状況と予約状況を常に把握したり
・自宅PCから病院PCの電子カルテをリモートで操作したり(電子カルテは近日中にクラウド化される予定なのでその辺がもっとスマートになります!)しながら
・飼い主さんと電話でお話ししたり
・自宅からのオンライン診療・オンライン相談をこなしたり
という、まさかのリモートワーク状態でした。
withコロナ時代の動物医療をデジタルトランスフォーメーションで乗り切る、良い予行演習になった気がしています。
転んでもただでは起きません。
院長