緊急事態宣言下の西湘動物病院の対応について
2020.4.9 -[大事なお知らせ]
※追記)以下は緊急事態宣言(2020)の際の記事です。
緊急事態宣言(2021)に関してはコチラ☞緊急事態宣言(2021年1月~)に伴う西湘動物病院の対応について
重要なのでまず最初に書きますが、
緊急事態宣言下の西湘動物病院は完全予約制を取らせて頂きます。
診療を継続すること自体どうなることかちょっとだけ心配していましたが、神奈川県は獣医療の社会的意義を認めてくれたようです。
3.国民の安定的な生活の確保
のところに
6.生活必需サービス(ホテル・宿泊、銭湯、理美容、ランドリー、獣医等)
と明記されていました。
明確に業種を指定してくれたのは嬉しいですね。
そんなわけで私たちは堂々と診療を続けることができます。
ただし、緊急事態宣言下において通常通りの診療をしていてはいけないと思っています。
動物病院クラスターを発生させては絶対にいかんのです。
国が、世界が、明らかに人と人との接触を減らすよう求めているのです。
できる限りこれに沿うように。
かといって、動物の命に関わる場面では妥協せずに。
西湘動物病院はヨーロッパの獣医診療ガイドライン(かな?)を参考にします。
日本獣医師会からも参考資料として送られてきました。
飼い主様向けとしてはコチラですので十分参考にして行動されてください。
というわけで、
スタッフの時差通勤は既に取り組み始めていましたが、出勤人数の削減に向けて緊急アンケートを取ったり。(これ、なかなか楽しかったです)
昨夜は夜通し入院のワンちゃんの監視をしつつ、ついつい後回しになってしまっていた待合室の雑誌とか各種パンフレット、フライヤーなど、皆さんが触れて接触感染を媒介してしまう可能性があるものを慌てて片づけたりしましたよ。
キャッシュレス決済推奨のポスターもやっつけで作ったり。
そしてメインはこちらです。
診療体制の強制変更。
悩みましたが、緊急事態なんだから仕方ないと思ってください。
どうもこれまでの流れからすると、こんな状況になってもなお、病院を開けている限り、不急の用件で患者がどんどん来ます。絶対に来ます。
なので決断しました。
大変申し訳ありませんが、不急の用件に関しては来ていただいても原則診ません。
ネット予約もしくはお電話にて必ず事前に連絡を頂き、重要かどうか、緊急かどうかをこちらで判断させて頂きます。
そして、今までマイルドに「要請」してきましたが、これからは下記について強制させて頂きます。1.院内への入場は一家族おひとりまで。家族全員でとかは禁止します。
2.マスク着用は必須(お持ちでなければ受付にて販売します)。WHOもついにマスクの効果について認めました。 → 詳しくはコチラ
3.手指消毒も必須。せっかく待合室に設置したんだし。アルコールジェルも品薄で高騰していますが、少し前に輸入して確保した韓国製のが今のところまだ残っています。
そして極めつけのこれは外の自動販売機のところにも貼っとこうかと思うのですが、わが二宮町では今年度の集合注射が完全中止になってしまい、そのお知らせのハガキにあろうことか「動物病院で接種してください」というような文言が書かれてしまいました。
いやいや、かかりつけでない子も含めたワンちゃんたちが一斉に近くの動物病院に殺到したら、なにも対策しなかったら絶対3密ですよ、3密。
動物病院クラスター発生の危機ですよ。役場がクラスター発生を助長してどうすんの。
というわけでこの緊急事態宣言下においては、当院では狂犬病だけ接種しに来る方はお断りさせていただきます。
ぜひ情勢が落ち着いてからご来院ください。
それが絶対にお互いのためとなります。絶対。
1年経ったら完全に効果が切れるわけでもないですし、6月中までに接種すれば行政上も問題ないですから。
(果たして6月中にこの状況が収まるのかどうかは今は置いておくとして・・・)
長くなりましたが・・・
今は国民ひとりひとりが外出を自粛して、できるだけ他人と接触する機会を減らす必要があるということをくれぐれもお忘れなく。
とにかく、来院前にまずご連絡ご相談くださいね!
もちろん治療が必要な動物を見捨てたりはしないのでご安心ください。
次の課題は
容態の安定した慢性疾患患者への処方業務のオンライン化、在宅完結システムの構築と、
オンライン診療の模索です。
院長