西湘動物病院(神奈川県中郡二宮町の動物病院)

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外出自粛要請に対する西湘動物病院の対応について

2020.3.30 -[お知らせ]

あなたのためを思って怖がらせるようなことをあえて書きますが、この春の予防シーズン、
混雑する動物病院では、場合により「3密(密閉、密集、密接)」に近い状況が発生するかもしれません。
できうる限りの対策はしているつもりですが、来院によるリスクを十分にご承知おきください。

新型コロナウイルス感染症に関連した外出自粛要請を受けても、

西湘動物病院は概ね通常通り診療を続けております。

ただし、院内での密集密接を避けるため、
・ケアのみ(症状のない耳掃除、爪切り、肛門腺)を目的とした来院は当面の間ご遠慮くださいますようお願いいたします。
・予防注射など不急のご用件につきましても来院のタイミングについて十分なご検討をお勧めいたします。
・待合室が混雑している場合は駐車場や外での順番待ちをお勧めいたします。
・ご家族大勢でのご来院はご遠慮願います。

また、院内への新型コロナウイルス持ち込みを避けるため、
・受付に設置いたしましたアルコールでの手指消毒や咳エチケットにご協力をお願いいたします。
・飼い主様に発熱や咳、嗅覚味覚障害などの徴候が見られる場合には来院をご遠慮願います。


さて、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に関連して、国内でも既にウイルスが「蔓延している」との見方が厚労省で強まってきているようですね。

クラスターが追えない(感染ルート不明)症例は、通勤経路での感染や通常生活での(主に無症状患者からの)感染を意味しているものと考えています。
私は以前から一貫して言い続けていますが( → 関連記事はコチラ )
とにかく今は国内の医療崩壊を避けるために、各個人が慎重に、社会に対して責任ある行動をとる必要があると思います。
椎名林檎(東京事変)のライブはどうやら結果オーライだったようですが、先週のK-1強行開催により今後もしメガクラスターが発生したら、主催者だけでなく選手も観戦者も共犯だという意識を持ってるんでしょうか?
(結果がどう出るのかすごく気になっています。意外と大丈夫だったら、それはそれで興味深い結果です・・・)

先週末は政府の方針に従って首都圏をはじめとした各自治体から不要不急の外出自粛要請が相次ぎました。
それでも諸外国のように強制力を伴った外出禁止令と違い、あくまで法的根拠もない「要請」であることに加え、「不要不急」の捉え方が人それぞれの判断に任されているので、おおかたの予想通り微妙な結果となっています。

西湘動物病院では週末ご予約の患者様に対してお電話を差し上げ、予防など不急のご用件に関しては、県の要請に従って自粛を検討されるようお伝えしましたが、それでも7-8割方が予定通り来院されたというのが現状です。

 

さて、動物病院の受診は不要不急なのかどうなのか。
もちろん、我々獣医療従事者の立場、患者様の立場からすれば病気の動物の治療に関しては「不要不急」なわけがありません。
(予防や慢性疾患の通院などに関しては場合によっては「不急」ではあるかもしれません。)

ただ、もちろん価値観は人それぞれです。
仮に今後もう少しウイルスの流行状況が悪化すれば、

「自粛絶対派」みたいな人達の目から見たら、動物病院に通院することだって「social distancing的にどうなのよ!」と非難の対象にされる可能性も無くはないと思っています。日本では。

ですが、これがアメリカだと少し事情は違うようです。
動物福祉の概念が普及浸透し、獣医師の社会的地位も高いからだと思います。
サンフランシスコ等では緊急事態下で外出禁止令が出され、飲食店や娯楽施設などが強制閉鎖される中でも、日用品販売などと同じレベルで獣医療サービスは必須の社会活動だとして、営業を許可されています。

われわれ西湘動物病院としても、
病気で苦しむ動物を助けるという動物福祉の観点を第一に、可能な限り診療を続けていく所存です。

(このあたりの話はフェイスブックにも書きましたので、ぜひご覧ください → 西湘動物病院フェイスブックはコチラ )


とは言え、そのいっぽうで、自粛要請に対する動物病院としての方向性は、
スタッフの安全性をどう確保するかという観点も同時に考慮して決定しなくてはなりません。
今後の状況の変化も踏まえつつ、持続可能な動物病院経営のために、方針の変更を余儀なくされる可能性がありますことをご了承いただけますと幸いです。


院長

 

 

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